有名な非代替性トークン(NFT)プロジェクト「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ (BAYC)」を手掛ける企業ユガ・ラボは、NFT業界が低迷する中、組織再編を完了した。

ユガ・ラボのダニエル・アレグレCEOは、10月17日にX(旧ツイッター)で、10月初めに発表された会社の組織再編が最終的に完了したことを報告した

「新しいチームの編成に焦点を絞り込む作業を開始する」とアレグレ氏は述べ、2022年3月にユガ・ラボが提唱するメタバースプロジェクト「アザーサイド(Otherside)」構築を優先することを再確認した。

アレグレ氏は、「没入型メタバース」プラットフォームの構築は、技術的にも創造的にも困難であると強調する。同氏は「アザーサイドはユガにとって非常に重要な賭けであり、クリエイティブチームがMeetropolisの概念を私のリーダーシップチームに持ち込んだ時、それをアザーサイドの主要なエクスペリエンスとすることは自明の理だった」とも書いている。

ユガ・ラボの共同創業者グレッグ・ソラノ氏は、10月6日に会社の組織再編を発表し、ユガが長期的な成功を準備をするために「変更を加える必要があった」と説明した。

「この組織変更により、ユガはまだ120人以上の従業員を擁しており、特定の優先事項に重点を置いている」とソラノ氏は語った。彼は組織再編の一環としてユガ・ラボを離れることになった人数について具体的には言及しなかった。

ユガ・ラボのアレグレCEOも、組織再編の最優先事項は「ユガを去る人々に、彼らが受けるべき尊重と感謝をもって扱うことであった」と説明した。彼は、ユガの退職パッケージには「寛大な退職金」、米国の連邦法に基づく健康保険の一時的な継続提供、新しい仕事の機会を見つけるためのサポートが含まれていたと主張した。「業界だけでなく、世界経済にとっても難しい時期である。今回の組織再編は米国のチームメンバーに影響を与え、私たちは国際チームへの影響を積極的に見直している」とアレグレ氏は言う。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン