大手仮想通貨ヘッジファンドのモルガンクリークキャピタルでCEOを務めるマーク・ユスコ氏は「99%のアルトコインは0ドルになるだろう」との持論を展開した。
ユスコCEOは10日にYouTubeチャンネル「Thinking Crypto」のインタビューに応え、以下のように述べた。
「シットコイン(草コイン)と呼ばれているようなユーティリティー・トークンには何の問題もない。ただ、当たる確率が非常に低いプレシードステージのベンチャーキャピタルのようなもので、99%が0ドルになるだろう」
「XRPとステラは採用しない」
さらにユスコ氏は仮想通貨XRPとステラ(XLM)を同社のファンドには組み込む予定はないと述べた。
その理由として、以下のように両通貨の中央集権性を批判した。
「我々はこれらを除外する。あまりにも(関係企業が大きな割合を)保有している。そのためステラもXRPも保管しない」
XRPはリップル社が約65億XRPトークンを保有しており、毎月決まった額を市場に供給するなど、中央集権的にコントロールする手法には「投げ売り」だとの批判が集まっている。
ユスコCEOはXRPやステラを採択しないのはS&P500での、テスラと同様の位置付けだと比較。
「テスラは規模からいってS&Pに入るものだが、保有株が(一部株主に)密集しているために価格操作が可能になっているため、未採択となっている」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン