上昇するXRP　時価総額で第3位の仮想通貨に　4年ぶりに歴史的な復活　

米国のブロックチェーン企業リップルが開発・発行する仮想通貨XRPが、時価総額で第3位のコインとなり、歴史的な復活を遂げたことで、コミュニティから多くの反響を呼んでいる。

2020年12月、米証券取引委員会（SEC）がリップルを「未登録のデジタル資産証券の提供」を行ったとして訴訟を起こしたことで、XRPは時価総額でトップ3から外れた。

2024年、SECの訴訟が解決に近づき、リップルがいくつかの法的勝利を収めたことから、XRPは上昇し始め、11月にはドナルド・トランプ氏が米大統領選挙で勝利した後、大幅な急騰につながった。

テザーのステーブルコインUSDT（USDT）、バイナンスのBNB（BNB）、ソラナ（SOL）、サークルのUSDコイン（USDC）を長年下回っていたXRPは、現在ビットコイン（BTC）とイーサ（ETH）に次ぐ第3位の仮想通貨となっている。「これは2020年12月22日以前の状況と同じだ」と、XRP支持者の弁護士ジョン・ディートン氏がXで記した。

4年間にわたり第7位だったXRP

SECが2020年12月にリップルを訴えた際、価格は約0.50ドルから0.17ドルに下落し、150億ドル以上の時価総額が消失したと、FOXビジネスの記者エレノア・テレット氏が2024年12月1日にXで指摘した。「XRPはその後の4年間を第7位で過ごした」とテレット氏は続けた。

「トップ10から外れなかった事実が多くのことを物語っている」と、ある評論家が指摘した。

XRPは仮想通貨よりも人気：グーグルトレンド

11月のXRPの大規模なブレイクアウトの中で、仮想通貨はウェブ上で注目を集め、XRP関連のグーグル検索が「仮想通貨（Crypto）」に関連する検索を上回った。

グーグルトレンドのデータによれば、11月に「XRP」の検索数が「仮想通貨」の検索数を少なくとも3回上回った。

現在の指標も、執筆時点でユーザーが一般的な仮想通貨よりもXRPをかなり多く検索していることを示唆している。

グーグルトレンドによれば、XRPは11月初めにETHを検索数で上回ったが、ビットコインを超えるには至っていない。

XRPはETHを超えるか？

執筆時点で、XRPは時価総額でイーサリアム（ETH）を超えるにはまだ長い道のりがあり、ETHの時価総額はXRPを219%上回っている。仮想通貨トレーダーのクリストファー・ジャシュチンスキー氏（XではMMCryptoとして活動）は、XRPが価格を7.75ドルに急騰させるとETHを超えるだろうと語った。

執筆時点で、XRPは2.35ドルで取引されており、過去24時間で24%上昇している。11月1日以来、XRPの価格は341%上昇し、年間リターンは約280%に達している。

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