ソーシャル・トレーディング・ネットワークのeToroが26日、1月の取引高ランキングを発表し、仮想通貨リップル(XRP)が仮想通貨の中で1位、全ての資産の中で5位だったことを明かした。

「eToroのトレーダーは色々な資産をミックスしてトレードしている。2019年1月に最もトレードされた資産は原油で次が金、テクノロジーではアップル株が最も取引された。最も取引された仮想通貨はXRPだ(ユニーク取引量で」

eToroが提供した順位表を見てみると、XRPがアマゾン株を上回り全体の5位。仮想通貨の中で次に人気なのがイーサリアムで、その後にビットコインが入った。

ソーシャルネットワーク上で利用者同士がお互いのポートフォリオを見られるソーシャルトレーディングネットワークであるeToro。投資戦略を共有したりコピーしたりできるのが特徴だ。コインデスクによると、2014年時点でeToroは200カ国に300万人以上のユーザーを持っており、そのうちアクティブなユーザーは20万人だという。

eToroのシニアアナリストであるマティ・グリーンスパン氏は、以前コインテレグラフ日本版に対して、この不透明な時期を乗り越える強固なポートフォリオを作るために、仮想通貨以外にも株や債券、ETFなどに分散投資をした方が良いと提案していた

ちなみに現在のグリーンスパン氏のポートフォリオはこちら。

日本以外でも人気か

eToroは、欧米を中心に展開しており、日本ではまだ利用可能になっていない。

JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)が今月20日に公表したデータから円建ての仮想通貨保有額でビットコイン(BTC)よりリップル(XRP)の方が多いことがあきらかになり、日本でのXRP人気が浮き彫りになった。今回のeToroのランキングは、日本以外でもXRPの人気が高いことを示すことになった。

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以前、eToroは女性投資家の間で一番人気の仮想通貨はビットコイン(BTC)ではなくリップル(XRP)という調査結果を発表。その際、グリーンスパン氏はXRPが一番人気である理由について、「穏健な性格」があるのではないかと分析。ビットコインなどの非中央集権型のコインが「銀行に取って代わる」ことを目指す一方、XRPは「銀行を仲間に加えて、より良くしよう」という精神があると話していた。