米国の資産管理会社ウィルシャー・フィニックス(Wilshire Phoenix)が新たなビットコイン(BTC)ファンドの立ち上げを米国証券取引委員会(SEC)に申請した。6月12日にSECによる文書から明らかになった。
ウィルシャー・フィニックスは、ビットコインと米国短期国債に投資するビットコインETFを申請していたが、今年2月にSECによって拒否されていた。
新たなビットコインファンドは、ビットコイン・コモディティ信託(Bitcoin Commodity Trust)。特定の投資家向けにビットコインへの露出機会を与えるもので、投資家にとって信託を通してシェアという形でビットコインを保有することで、カストディ (資産管理)などビットコインを直接購入して保管する時の手間やリスクがなくなる。
新たな信託のカストディアンとなるのは、フィデリティ・デジタル・アセット・サービシーズ。UMB銀行が現金のカストディアンになる。
米仮想通貨投資会社グレイスケールが手がける36億ドル(約3850億円)相当のビットコイン信託のライバルになるかもしれない。グレイスケール は2013年にビットコイン信託を立ち上げた。現在は、グレイスケール はSECに報告をする企業となっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン