創業者急死の仮想通貨取引所クアドリガ 未亡人が被害ユーザーに9億6000万円提供へ

破産したカナダの仮想通貨取引所クアドリガCXの創業者で昨年急死したコットン氏の未亡人であるジェニファー・ロバートソン氏は、被害にあったユーザーらに対し、900万ドル(約9億6000万円)を引き渡す。ブルームバーグが8日に報じた

クアドリガは昨年12月に創業者のゲリー・コットン氏が急死。それに伴って、コールドウォレットに保存した仮想通貨にアクセスできない状況に陥った。同社はその後、破産し債権者保護手続きに入っている。

コインデスクが公開したロバートソン氏の10月7日付声明文によれば、ロバートソン氏は自身の資産をクアドリガの破産管財人であるEYカナダへ譲渡する。

ロバートソン氏は声明で以下のように述べている。

「私は今、自発的な和解を結びました。被害にあったユーザーのために、私の資産の大部分とすべての遺産をQCX(クアドリガCX)に返還します」

また、同氏の資産はすべて夫が合法に得た利益や給料や配当金によるものだと説明している。

「調査でゲリーの行為が発覚したとき、私は憤慨し、失望しました。和解を結んだ今も、それは変わりません」

破産管財人を務めるEYによる6月の報告によれば、影響を受けるたユーザー数は7万6000人、金額は仮想通貨と法定通貨の両方を合わせて約170億円にのぼる。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版