ビットコインの時価総額は現在、仮想通貨(暗号資産)市場の時価総額全体の60%以下に低下した。アルトコインがビットコインよりもパフォーマンスが高くなる「アルトコインの季節」がやってくるかもしれない。
トレードツール「Decentrader」の共同創業者である仮想通貨アナリストのFlibFlib氏は、29日にアルトコインの時価総額が7500億ドルの最高値を記録したことで、アルトコインが上昇する条件が整ったと指摘した。

BTCドミナンスは2020年10月以来の低水準
現在のビットコイン価格や米ドル建のアルトコイン時価総額、ビットコインの時価総額のドミナンス(仮想通貨市場全体の時価総額に占める割合)からFlibFlib氏は、アルトコイントレーダーのセンチメントを高揚させる言葉を述べた。
「アルトコインの季節だ」
これはビットコイン価格が急騰した後にビットコインが下落したり固まったりした際にアルトコインが上昇することを意味する言葉だ。ただ、「アルトコインの季節」は以前から進行していたとも言えるだろう。既報のように、アルトコインが大きく上昇すると期待する声があったが、結局実現していないまま、現在に至っている。
しかし、ビットコインが史上最高値の61700ドルを記録した後は調整を続けており、アルトコイントレーダーたちの思惑通りに動いている。
記事執筆時点でビットコインのドミナンスは59.4%と、2020年10月以来の低水準まで下がってきている。

アルトコインが上昇している要因としては、間違いなくVISAが29日に発表したステーブルコインUSDCの決済サポートだ。イーサリアムブロックチェーンを利用しているUSDCの需要が増加するとの思惑から、ETH/USDは4.8%上昇している。ただ、イーサの時価総額シェアは1月に比べてまだ低いのが現状だ。
それでも、コインテレグラフのアナリストであるマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、アルトコインにとって「非常に強気な夏」になると予想している。VISAの発表について同氏は「イーサリアムがみんなを大きく驚かせることになるだろう」と話している。
これまでのETH/USDの価格予想では、中期的に5000〜10000ドルに達するとされている。
ビットコインは底入りなのか?
一方のビットコインについては、市場が2月の高値である58300ドルで停滞した後、強気の兆候はまだ弱いままだ。ただ、日中は活発に動き、過去24時間で4%上昇した。
市場関係者の間では、先週の5万ドルからの反発が、現在の値動きの底値であったのかが議論されている。
人気ツイッターアカウントのRekt Capitalは29日に「ビットコインは底値に入ったということも考えられる」とツイートした。
「本当に底値であったならば、2週間の調整期間の後にビットコインが底値を打ったことになる。これは今年2回目だ。2017年の平均的なビットコインの調整期間は16日以内だ」

記事執筆時点で、ビットコイン価格は58000ドルを推移しており、レジスタンスに再トライしようと動いている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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