7月に市場が上昇基調に乗ったことから、世界の仮想通貨(暗号資産)取引所で、ウェブサイトへの流入が大幅に増加したことがわかった。

仮想通貨解析のスタートアップであるICOアナリティクスのデータによると、2020年7月に世界中の仮想通貨取引所のトラフィックは前月比で平均13%増加した。調査対象は約100の取引所。

ICOアナリティクスのコンテンツ責任者であるイリア・クメツ氏はコインテレグラフに対し、中央集権型の仮想通貨取引所は2020年12月と比べると、トラフィックは26%増加した明らかにした。

一方で、KuCoinやYoBit.netなどの一部の仮想通貨取引所では60%以上急増したところもある。

世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスは10%上昇して7月に2490万の訪問者があった。また、米国最大の仮想通貨取引所コインベースでは2250万で18%増加した。日本の取引所はランクインしなかった。

減少した取引所も

一方で100倍レバレッジで有名なビットメックスや中国系仮想通貨取引所のOKExなどはトラフィックが減少。ビットメックスは1.6%減で、OKExは6%減少した。

(出典:ICOアナリティクス「2020年7月の仮想通貨取引所のトラフィック」)

DeFiではUniswapがトップ

また、ICOアナリティクスは分散型取引所に関する同様の統計も発表。データによると、ユニスワップ(Uniswap)は7月に140万以上の訪問があり、6月から40%上昇。2位のIDEXの倍の訪問者を記録した。

分散型取引所で最も増加率が高かったのが分散型金融(DeFi)流動性プロバイダーのバランサー・プール(Balancer Pool)で、前月比で193%増加した。

ICOアナリティクスはDeFi市場関連の取引所が大幅にトラフィックが増加している一方で、どのDeFiプラットフォームも、中央集権型でトップ20にランクインしている仮想通貨取引所のトラフィックに及んでいないことを指摘した。

7月には仮想通貨市場分析会社のメサーリは、DeFiが仮想通貨市場全体の1.5%にしか達していないと述べている。DeFiパルスによると、記事執筆時点でDeFi市場にロックされている総資産の合計は47億ドル(4980億円)となっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン