インドの仮想通貨取引所ワジールXから2億3500万ドル以上を盗んだハッカーに関連するウォレットアドレスが、制裁対象の仮想通貨ミキサー「トルネードキャッシュ」を通じて650万ドル相当の資金を移動させた。
ブロックチェーンセキュリティプラットフォームのサイバーズのX投稿によると、ハッカーは合計2600ETH(現在の価格で650万ドル相当)をトルネードキャッシュに送金し、盗んだ資金を洗浄しようとした。
データ追跡プラットフォームのDeBankのデータによると、9月2日からウォレットアドレスは合計670万ドルを保持していたが、ハッカーが1時間以内に26回にわたって100ETHずつトルネードキャッシュに送金した後、現在はわずか15万4000ドルしか残っていない。
Source: DeBank
このハッキングを巡っては、ワジールXがトークン残高の66%までの引き出しをユーザーに許可し始めた。ワジールXは9月3日にXで「今日から、全ての対象ユーザーはインドルピー建て残高の66%までを引き出すことができる」と発表した。
ワジールXによると、引き出し期間は当初9月9日からで予定されていたが、ユーザーが早く資金にアクセスできるように期間を前倒ししたという。
7月18日の2億3500万ドルのハッキング事件後、ワジールXは事業再開に向けて段階的な計画を進めている。この計画には、8月26日月曜日に始まったインド・ルピーの引き出しの再開が含まれている。
8月23日、ワジールXはINR建て残高の34%が「凍結」され、様々な法執行機関との継続的な調査のために直ちに引き出し可能ではないとも発表しいてる。
さらに、ワジールXの再建プロセスには、シンガポールでの債務再編の法的手続きが含まれている。
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