センターコンソーシアムは15日、ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」がステラブロックチェーンでまもなく利用可能になると発表した。
メジャーなステーブルコインがプラットフォームで利用可能になるのは初めてだ。USDCは現在、テザー(USDT)に次いで市場で2番目に大きなステーブルコインだ。
センターコンソーシアムの設立企業の1つである仮想通貨企業サークルによると、USDCは2021年第1四半期にステラで利用可能になる予定だ。USDCは、主にイーサリアムでホストされており、そのネットワークでの供給額は27億ドルになっている。
USDCは2020年6月からアルゴランドのネットワークでもオンボーディングされたが、その成功は限られている。現在、アルゴランドのブロックチェーンで流通しているUSDCはわずか350万ドルとなっている。
ステラ開発財団のデネル・ディクソンCEOは、「ステラにUSDCを追加することで、この使命を追求するためにグローバルなリーチを拡大し続けることができ、開発者とビジネスに新たな成長と革新の道を開くことができる」と述べている。
ステラプロジェクトは、それ自体を価値決済レイヤーとして位置付けており、ネットワーク開始以来、ブロックチェーン上で460万を超えるアカウントと10億件の転送を手掛けたという。
センターコンソーシアムによると、USDCの流動性は、ステラがクロスボーダー送金というミッションを果たすのに役立つ可能性があるという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン