アルゴランド財団(The Algorand Foundation)は24日、ステーブルコインの「USDコイン(USDC)」をアルゴランド(ALGO)のブロックチェーン上でローンチすると発表した。

この統合により、サークル(Circle)のAPIまたはサークル・ビジネスアカウントの顧客が、銀行口座またはカードネットワークの資金をアルゴランドブロックチェーン上のステーブルコインに交換できる。

USDCは現在、時価総額では2番目に大きなステーブルコインとなっている。時価総額は約9億3000万ドルで、仮想通貨(暗号資産)全体で時価総額は19番目に位置する。USDCはサークルと仮想通貨取引所コインベースからなるジョイントベンチャーが開発した。

サークルの共同創設者兼CEOのジェレミー・アレール氏は、「主流の金融ユースケースの成長により、高スループットの支払と金融に最適化されたブロックチェーンインフラへの需要が高まっている」と述べている。

「USDCとサークル・プラットフォーム・サービスとアルゴランドのブロックチェーンを組み合わせることで、スケーラブルで安全でコンプライアンスに準拠した幅広い金融アプリケーションを開発するための基盤が構築される」

アルゴランドとサークルのターゲット

このパートナーシップにより、アルゴランドとサークルは、ALGOベースのUSDCを、パブリックチェーン上でスケーラブルな金融アプリケーションを構築しようとしている金融機関向けに、基本通貨としてアピールしていく。

アルゴランド財団のファンファン・チェンCOOは、「より多くの金融機関や企業が分散型金融アプリケーションを構築しようとしており、適切なインフラとコンプライアンスがあり、広く受け入れられているステーブルコインが必要だ」と述べている。

サークルは、ALGOベースのUSDCとイーサリアムブロックチェーン間の支払を可能にするAPIも提供する。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン