昨日日本と韓国の局長級政策対話が開催され、今後も継続的に対話を行うことで合意した。ただし、予定を大幅に上回るこの対話で具体的なことが決まったわけではなく、韓国が求めるホワイト国除外の措置を早期に回復するのは難しいと見られる。
12時57分時点でアジア株式市場は概ね上昇し、日経平均は0.49%高、上海総合指数は0.97%高、香港ハンセン指数は1.11%高、韓国総合株価指数は1.07%高となっている。ドルオフショア人民元は0.03%高の6.9940となっている。
ドルウォンは0.27%安の1164.33。金融市場がリスクオンに傾く中、ドル安傾向となっておりドルインデックスは96.650まで低下している。現在のドルウォンの流れはこのドル安の流れを受けたもので、ドルに対しウォンが買われている。
ドルウォン テクニカル分析と相場見通し
今日のドルウォンレンジ
1160~1169
一目均衡表で確認すると、ドルウォンは雲を完全に下離れており、ウォン高の流れが加速している。米中合意によって米中間の貿易が改善すれば韓国経済には好材料であり、このまま改善が進めばこの流れはさらに加速するだろう。11月7日からの上昇幅の38.2%ラインを守れずにさらに下落しており、材料がないと本格的な反転は難しいだろう。次のターゲットは11月7日の安値1153.11となる可能性がある。