米下院金融サービス委員会は、フェイスブックが提案する仮想通貨リブラに関する公聴会を7月17日に実施する。プレスリリースが6月24日に公開された。
下院の公聴会が予定されている前日の7月16日には、上院銀行委員会においてもフェイスブックのリブラについての公聴会が開かれる予定だ。
下院金融サービス委員会のマキシン・ウォーターズ委員長は、フェイスブックのリブラに対する批判派の急先鋒の1人だ。ウォーターズ氏は、フェイスブックが過去に個人データ保護を軽視していた点を問題視し、議会や規制当局がリブラについて精査するまで同開発プロジェクトを一時中断するよう要求している。
またウォーターズ氏は、仮想通貨市場における規制が統一されていないことに触れ、規制当局は、「プライバシーと国家安全、サイバーセキュリティのリスク、取引リスク」などを本格的に検討する機会として、フェイスブックのリブラの問題をとらえるべきだとしている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版