米ウォーターズ議員、フェイスブックの仮想通貨リブラに徹底抗戦の構え 米ドルへの脅威になると認識

フェイスブックの仮想通貨「リブラ」開発の中断を求めている民主党のマキシン・ウォーターズ議員は、20日に米経済番組CNBCに出演し、徹底抗戦の構えをみせた。

「我々は、この新しい仮想通貨に対処するため、迅速にそして積極的に動くだろう」

米下院金融サービス委員会の委員長でもあるウォーターズ議員は、フェイスブックのリブラに対して自身の考えを改めて主張。19日にウォーターズ議員は「フェイスブックは数十億人分のデータを持っておりデータ保護を繰り返し軽視してきた」とし「フェイスブックの問題ある過去」を懸念していた

2018年にフェイスブックは大量の個人情報を流出問題に揺れた。英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックの最大8700万人分の利用者データを使い、2016年の米大統領選とブレグジット(英国の欧州連合離脱)をめぐる国民投票の結果に影響を与えたとされ、スキャンダルになった

20日のCNBCに対してウォーターズ議員は、フェイスブックのリブラを監視する規制機関がないと指摘し、「まるで何のステップも踏まずに銀行を始めるようなもの」と述べた。

またウォーターズ議員は、リブラが米ドルの脅威になることにも懸念を表明した。

「フェイスブックは独自通貨を作っている。それは、ドルの代わりになるだろう。現時点で彼らを止めて我々がコントロールすることがかなり重要だ」

米議会は7月16日、フェイスブックのリブラに関する公聴会を開催する

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