米国のマンハッタン地区検事は、薬物を販売して数百万ドル(数億円)相当のビットコイン(BTC)をマネーロンダリング(資金洗浄)していたとされる個人グループを起訴した。同地区検事が4月16日に発表した。

マンハッタン群地区のバンス検事長、米シークレットサービス、米郵政公社(USPS)監察官、国土安全保障捜査局(HIS)は、チェスター・アンダーソンとジャレット・コッド、ロナルド・マッカーティを起訴。数十万もの薬物を販売および出荷する店舗をダークウェブで運営していたとされる。

公開された文書によると、この個人グループは、薬物は43州で販売され、ビットコインで230万ドル(約2億6000万円)を資金洗浄していた。オンライン上でビットコインを「プリローデッド・デビットカード(ギフトカードに相当)」に交換し、それをATMで現金化したところを逮捕されたという。

犯人グループは、ニューヨーク州最高裁判所で共謀と資金洗浄の容疑で起訴された。

今月初めには、米国で1000人以上にビットコインを販売したビットコインのトレーダーがカリフォルニア州の地区検察局に2年の禁固刑を言い渡されたケースがあった。キャッシュミートアップやATM送金、マネーグラムなどを通じて受け取った米ドル資金に対してアンチマネーロンダリング(AML)の確認や適正な評価を実施していなかったという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 US District Attorney Indicts Three for Laundering Millions With Bitcoin