ビットコインの犯罪利用、トランザクションの10%にまで減少=米麻薬捜査官が語る

 犯罪におけるビットコインの利用はトランザクションの10%にまで低下している。ただ取引量自体は「著しく増えている」状態だ。ブルームバーグが米麻薬取締局(DEA)の捜査官の話として伝えている。

 DEAのサイバー捜査タスクフォースに所属するリリータ・インファンテ特別捜査官は、過去5年間で、ビットコインのトランザクションでの違法な活動に関連するものと適法なものとの比率が逆転したと指摘する。

「量自体は著しく増えている。トランザクションと、ドル換算での量はこの数年で大きくなっているが、その割合は減少している」

 犯罪者が現金の代わりに仮想通貨を使っているという考えは、ビットコインに対して批判的な人々を中心に長らく議論されてきた問題だ。

 規制当局もマネーロンダリグやテロ資金供与といった不法行為での仮想通貨の利用に対処することを掲げている。

 しかし、ビットコインが一般に普及するようになったことで、圧倒的多数のトランザクションは適法な取引のものとなっており、「トランザクションの大部分は投機的なものだ」とインファンテ捜査官は語る。

 またインファンテ捜査官によれば、モネロやZキャッシュのような匿名通貨はBTCより匿名性が高いとはいえ、流動性が低く、DEAは「追跡する方法を持っている」という。最後に捜査官は次のように述べている。

「ブロックチェーンは、実際には私たちに個人を識別するための多くのツールをもたらしてくれる。私は彼ら(犯罪者)が仮想通貨を使い続けて欲しいと思っている」