米仮想通貨取引所コインベース 取引プラットフォームとモバイルアプリでZキャッシュをサポート

米国の大手仮想通貨取引所コインベースが、Coinbase.comとアンドロイドおよびiOSの取引所アプリでZキャッシュ(ZEC)のサポートを始めた。5日、同社のブログで発表された。

発表内容によれば、コインベースの顧客はZECの購入・販売・送金・受領・保管が可能となる。ZECはほとんどの地域で使えるようになるが、英国とニューヨーク州のユーザーは今のところ利用できない。後日、地域が追加される可能性があるという。

Zキャシュは分散型ブロックチェーンに基づいたデジタル通貨。ビットコインのブロックチェーンよりも秘匿性の高い形での取引を目標として設計され、ユーザーのプライバシー保護のために特定の暗号作成法を利用している。ブログでは以下のように概説されている。

「当面、ユーザーは透明性の高いアドレスと保護された(シールド)アドレスの双方からZECをコインベースに送金できるが、コインベースから送金する際は透明性の高いアドレスのみが使える。将来的に、各地域の法律に準拠した形でZECを保護アドレスに送金できるようなサポートを模索していく」

今回の動きは、11月下旬にCoinbase ProプラットフォームにZECが導入されたのを受けてのもの。このとき取引所は、十分な流動性が確立された後、ZEC/ドルの注文受付を開始すると述べていた。

Zキャシュはコインベースの発表に反応を示していないが、同日、10%近く暴落した(情報源:コインマーケットキャップ)。記事出稿時点での取引価格は約66.64ドルで、前日高値の77.73ドルから落ち込んでいる。ZECの時価総額は3億5890万ドル程度で、1日の取引額は1億5500万ドルとなっている。

Zcash daily trading chart. Source: CoinMarketCap

Zcash daily trading chart. Source: CoinMarketCap