米商品先物取引委員会(CFTC)は25日、仮想通貨デリバティブを手がけるレジャーXに対して現物受け渡しのビットコイン先物提供の許可を与えた。

レジャーXは、24日付で指定契約市場(DCM)としての運営が許可された。

現物受け渡しのビットコイン先物は、投資家が先物の指定受渡日に現物であるビットコインを受け取る。現金で受け取る米シカゴ先物市場(CME)などのビットコイン先物とは異なる。

仮想通貨プラットフォームのバックトが、来月に現物受け渡しのビットコイン先物をテストすると発表している。バックトのビットコイン先物は、機関投資家をさらに呼び込むきっかけになると期待されている。

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ただレジャーXは、個人投資家に力を入れる方針を強調。個人投資家にとっての先物やオプション取引プラットフォームである「オムニ(Omni)」の一部に今回のビットコイン先物が組み込まれるという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版