仮想通貨プラットフォームのバックトは13日、現物受け渡しのビットコイン先物のテストを7月22日に行うと発表した

ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所が手がけるバックトは、昨年8月にビットコイン先物を開始すると発表して以来、度々延期させて来た。テスト後のスケジュールはまだ分かっていない。

バックトのアダム・ホワイトCOOは「7月22日、アポロ11号の月面着陸50周年記念日の2日後」にビットコイン先物のユーザーに対するテストを行うと発表。機関投資家に完全に規制された仮想通貨関連商品を提供するために乗り越えたハードルをアポロ11号の1969年の月面着陸と重ね合わせた。

「これは小さな一歩ではない。この立ち上げは、仮想通貨市場にアクセスする上で新たな基準を作ることになるだろう。他の市場と異なり、機関投資家の参加は限られている。マーケットのインフラや規制の透明性の問題が原因だ」

バックトのビットコイン先物は、現物受け渡し。投資家が先物の指定受渡日に現物であるビットコインを受け取る。現金で受け取るシカゴオプション取引所(CBOE)と米シカゴ先物市場(CME)のビットコイン先物とは異なる。このためビットコインの保管方法をめぐってCFTC(米商品先物取引委員会)が難色を示していると報じられていた

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版