分散型金融(DeFi)プロトコル「ユニスワップ」をサポートするユニスワップ財団は、イーサリアムの次期アップグレード「デンクン(Dencun)」の後にプロトコルのバージョン4のローンチ日を設定すると発表した。

ユニスワップ財団はX上の投稿で新たなロールアウト計画を含むロードマップを共有した。現在は「コードフリーズ」フェーズにあり、コアコードの完成、テスト、ガス最適化、セキュリティ強化などを行っていると強調した。

その後、ユニスワップ財団のチームは監査会社とコミュニティ監査コンテストを通じてv4のコードをチェックする。チームはユニスワップv4がイーサリアム上で展開される「これまでで最も厳格に監査されたコード」になると信じている。同時に、ユニスワップはテストネットに展開され、チームが最終調整を行う。

ユニスワップ財団によると、第3フェーズは2024年第3四半期にユニスワップv4をイーサリアムメインネットに出すことだ。この日付は暫定的なものであり、イーサリアムの次期デンクン・アップグレードの状況によって変更される可能性があると財団は強調した。

イーサリアムネットワークのデンクンアップグレードは1月17日にゴエリ(Goerli)テストネットで活性化された。このアップグレードには、レイヤー2の取引手数料を削減することを目指したプロトダンクシャーディングを可能にするEIP-4844など、いくつかのイーサリアム改善提案(EIP)が導入されている。

イーサリアムの3つのテストネットの2番目であるセポリア(Sepolia)テストネットへのアップグレードの展開は、1月31日に問題なく完了した。セポリアに続き、2月7日にホレスキー(Holesky)テストネットでの第三フェーズを終了した。

2月8日、イーサリアム開発者のティム・ベイコは、「スロット8626176」でメインネットにアップグレードが来ると発表した。ブロックチェーン調査会社ネザーマインドは、これが2024年3月13日13時55分35秒(UTC)になると指摘した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン