加ケベック州のマイニング 入札制で電気使用へ

カナダの電力公社、ハイドロ・ケベックは21日、ブロックチェーン企業に対して電気の使用を入札制にするという新たなルールを提案した。マイニングにかかる電気料金が値上がりする可能性があり、ビットコインの価格が低い中、マイナーにとっては打撃になるかもしれない。

 最初の入札価格は、1キロワット時、1カナダセント(約0.8円)。これは業界の標準価格を20%以上も上回っているという。新しいルールは地元の規制当局によって判断される。ハイドロ・ケベック社は、次のように述べた。

 「目的はケベック州とハイドロ・ケベックが経済的な副産物を最大限享受するとともに消費者の電気代を下げることだ」

 また新たなルールでは、マイナーに対して1メガワット辺りどのくらいの雇用者と投資を見込めるか示すことを義務付ける。

 ケベック州では仮想通貨のマイニング事業者が使用する電気について議論が巻き起こっていて、3月に州政府は、見返りなしに安い電気をマイナーに渡すつもりはないと発言。州首相のフィリップ・クイヤール氏は、「我々の社会に付加価値をもたらさなければならない。ただマイニングのためにサーバーをおいて新しいビットコインを生み出すことについて、私は付加価値を見出せない」

 一方、5月にケベック州は、「デジタル通貨の波に乗り遅れないために」仮想通貨マイナーへの電力販売停止を解除すると発表した

 ハイドロ・ケベックは現在、100以上の事業者を顧客に持っていて、総エネルギー消費量は10TWhを超える。約60カ所で水力発電所を操業しており、約13TWhの余剰電力を保有する。6月の初めにハイドロ・ケベックは、州全体への電気供給を保証するためん、マイナーからの電気使用のリクエストを一時的に停止した。