仮想通貨(暗号資産)取引所コインチェックは2日、同社が利用しているドメイン登録サービス「お名前.com」内アカウントから不正アクセスを確認したと発表した。問い合わせた顧客の一部メールを第三者が取得できる状態になっていたという。

コインチェックは6月1日12時00分ごろ、異常を検知し調査した結果、5月31日0時5分ごろから「お名前.com」内アカウントでドメイン登録情報が変更されていたことを確認した。

これによって5月31日〜6月1日の間で問い合わせがあった顧客200人からのメールの一部が不正に取得できる状態になっていた。現在は登録情報を修正しており、顧客資産に影響はないとしている。

ただ、「ドメイン登録サービス運営元による調査の進捗を鑑み、当社サービスにおける暗号資産の送金を再度停止」している。日本円の入出金や仮想通貨の受取・購入・売却のサービスは通常通り利用できる。

コインチェックによると流出した可能性のある情報は

(1)宛先に記載されているメールアドレス
(2)お客様のメールに記載されている情報

特に(2)に関しては、氏名、登録住所、生年月日、電話番号、IDセルフィーが含まれる可能性があるという。

今後の対応として「さらなる調査を行った上で、情報が流出した可能性の高いお客様には、順次ご連絡させていただきます。」としている。

問い合わせについては問い合わせフォーム(https://coincheck.com/ja/info/help_contact)や問い合わせメールアドレス(support-cs@coincheck.jp)から連絡する。