ウクライナ政府は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)のフレームワークを含む、デジタル資産エコシステム開発を進めるため、ステラ開発財団と覚書を締結した。

ウクライナのデジタルトランスフォーメーション省は4日にステラとの提携について発表した。今回締結した覚書は、デジタル資産やCBDCインフラを開発するためのウクライナ政府の戦略の一端が伺える。覚書の中には、デジタル資産に特化したプロジェクトへのサポート提供、ステーブルコインの実装や規制、CBDCの開発促進、ウクライナのデジタル資産市場の発展といった項目が列挙されている。

ステラ開発財団の発表によれば、ウクライナ政府との覚書は12月28日に締結された。

ウクライナのデジタルトランスフォーメンション省のオレクサンドル・ボルニャコフ副大臣は、今回の覚書は、ステラがウクライナのCBDCを開発することを意味するわけではないと、コインテレグラフに語っている。ステラとの提携は「ウクライナでのデジタル資産エコシステムにおいて質の高い意思決定を可能にする」ことが期待されると説明している。

「仮想通貨企業、ブロックチェーンの新興企業、金融機関、それらすべてが、ビジネスを行うための法的に保護された環境を求めている。ウクライナのデジタルトランスフォーメーション省は、ブロックチェーンと仮想通貨のため、透明で安定した規制環境を提供する法的枠組みの構築に取り組んでいる」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン