アブダビに本拠を置く国際送金サービス大手のUAEエクスチェンジが、米リップル社が運営するリップルネットに参加した。

 UAEエクスチェンジは、31か国の800の拠点を通して送金や為替両替サービスを提供する国際送金サービス大手で、特に中東やインドにおいて普及している。両替サービスでお馴染みのトラベレックスと同じ株主を持つことでも知られる。

 今後、UAEエクスチェンジはクロスボーダー取引においてリップルネットを使い、コストや手数料の削減を目指す。

 ちなみに同社の送金システムに採用されるのはリップルのXRPトークンではない。

 今回の提携についてリップルのディリップ・ラオ氏は「決済フローが大きい地域における不効率を解決することにしている。UAEエクスチェンジのような市場のリーダーがリップルネットに参加することで、アラブ首長国連邦における一般消費者が海外に送金する際、即座かつ確実、また低コストで決済できるようになる」としている。

 リップルネットには既に100社以上の金融機関が参画。最近も中国のクロスボーダー決済大手リエンリエンも提携を発表していた