トルコの当局は、先週に突然取引を停止した仮想通貨取引所トデックス(Thodex)の捜査を進めている。

ロイターの報道によると、トルコ当局は行方を隠しているトデックスのCEOの兄弟や取引所幹部ら6人を拘留している。

捜査の一環として、インターポール(国際刑事警察機構)はアルバニアに行ったとされるトデックスのファルク・ファティ・オゼルCEOに対するレッドノーティス(引き渡し要請)を出した。トルコのスレイマン・ソイル内務大臣は、オゼル氏を捜索するため、アルバニアなど4か国に人員を派遣したとも述べている。

トデックスの取引・出金停止を巡っては、出口詐欺ではないという懸念が高まっている。ロイターによれば、過去1週間で少なくとも83人が拘束されたという。

現地メディアによれば、今回拘留されたオゼルCEOの兄弟はトデックスで重要な役割を担っており、彼らは、2つの現地取引所で約2200万トルコリラ(約270万ドル)の仮想通貨を保有していたという。

以前には、行方を隠したオゼルCEOは、20億ドル相当の仮想通貨を持って逃亡したと報道されていたが、最新の報道によると、トデックスのポートフォリオは計1億800万ドルだったと内務大臣は明らかにしている。