ブロックチェーンプラットフォームのトロンは、トロンのサイドチェーン「サンネットワーク(Sun Network)」の1.0版を8月10日に公開する。同社創設者のジャスティン・サン氏が8月4日にツイッターで述べた。サンネットワークは、トロンのブロックチェーンネットワークのスケーラビリティを解決するために導入される。

サン氏は、サンネットワークによって100倍のスケーラビリティを達成できるとし、開発者が分散型アプリケーション(Dapps)のサイドチェーンを構築できるようになるという。トロンはこれにより、メインネットワークで「無制限のキャパシティを提供できる」とうたっている。

「サンネットワークはまた、増加し続けるトランザクションをサポートするトロンメインネットワークに無制限のキャパシティを提供できるよう構築されている」

またトロンのウェブサイトによれば、今回の新たなサイドチェーンシステムの特徴は、サイドチェーン上のすべてのトランザクションは無料であり、エネルギー消費コストもメインチェーンと比べて100分の1になるという。またより迅速なトランザクション確認も可能になるという。

加えて、サンネットワークではスマートコントラクトの実行時間制限をより長く設定できるという。より複雑なスマートコントラクトをサポートできるとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版