ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

10月11日、世界的なリスクオフの流れによる株式市場急落の余波を受け、仮想通貨の時価総額は9月20日以来、2000億ドルを下回った。しかし、前向きな兆候としては、売りが短命であり、多くの仮想通貨で反発の動きがみられることだ。

来週の仮想通貨の動きは重要なものになるだろう。主要なサポートを下抜けることになるのか、それとも直上のレジスタンスを上抜けていくのか。今後の動きの洞察を得ることができるだろう。安値が更新されるようなことになれば、進行中の弱気市場がさらに進むことになるだろう。逆に、強気筋が価格を押し上げることができれば、底を打ったサインとなり、買いを惹きつけることになるかもしれない。

主要な仮想通貨5銘柄について、中期的な見通しを示してみよう。

TRX/USD

時価総額が10億ドルを超える仮想通貨のうち、過去7日間で価格を上げたのはトロンだけだ。弱気相場の中で、2つの大きなニュースがトロンに価格を支えたようだ。

最初のニュースは、トロンのジャスティン・サンCEOの10月8日のツイートだ。今後のアップデートにより、「トロンはETHに対して200倍速く、EOSに対して100倍安くなる」と語った。

2つ目のニュースは、サン氏の10月12日のツイート。「ついに時価総額数百億ドルの業界大手と提携を結ぶ瞬間が到来する」と、企業名は明かさなかったが、業界大手との提携を示唆した。

こういったニュースが価格を上昇させたわけだが、ではトレーダーは買うべきなのだろうか?チャートの動きを見てみよう。

TRX

のペアは、1月5日に0.35013935ドルを付けた。現在の価格は、最高値から約93%の下落だ。8月14日以降、下落の動きは止まり、レンジを形成しようとしている。このような動きは、トロンの保有者がトロンを売り急いでないことを示している。さらに、投資家は0.0183ドル近辺まで下落すると買いを入れている。

The TRX/USD pair topped out at $0.35013935 on January 05. At the current levels, the price is down about 93 percent from the highs. Since August 14, it has stopped falling and is trying to form a range. Such a consolidation shows that the owners of the digital currency are in no hurry to sell their holdings. Additionally, the investors are buying on dips, close to $0.0183.

このレンジの上限に2回、レンジの底に2回、それぞれ接触した。強気筋がこのレンジを上抜けて、それを維持できれば、新たな上昇トレンドが始まるサインになるだろう。最初のターゲットは、0.03801042ドルだ。長い値固めの後の反発は大きなものとなる傾向があり、最初のターゲットを簡単にオーバーシュートするだろう。従って、中期的には0.0415ドル、さらに0.052ドルへの上昇が期待できるだろう。

もし弱気筋が0.01587681ドルを下抜けさせれば、下降トレンドが再開することになる。したがって、トレーダーはレンジを上抜けるのを待ってから、ロングポジションを始めるべきだ。

BTC/USD

グローバルな株式市場でのリスクオフがビットコインにも影響を与えた。

それと前後してネガティブなニュースも出ていた。世界通貨基金(IMF)が、レポートの中で、仮想通貨といった新たな資産クラスの急速な成長が、国際金融システムの新たな脆弱性を生み出すと指摘。また「破滅博士」こと、ルビーニ教授が、アンチ仮想通貨の発言を繰り出した。ルビーニ氏は「仮想通貨はすべての詐欺とバブルの母」だとコメント。ブロックチェーン技術は「賛美されたスプレッドシートやデータベースでしかない」とも主張した。またジュニパーリサーチの研究者は、仮想通貨業界は「内部崩壊の危機に瀕している」と指摘した。

BTC/USDのペアは、いまだに仮想通貨全体の中では第二位のパフォーマンスを示している。では買いのシグナルはあるだろうか?

BTC

中期的な時間軸でみれば、ビットコインは大きな下降トライアングルのパターンを形成している。連続して低い高値を形成しつつ、6000ドルの水準は割らずにいる。高値を形成すれば、売り手は急いでショートしたり、自分のポジションを清算しており、さらなる高値を待とうとはしていない。強気筋は6000ドル近辺になると買いを入れている。

もし弱気筋が5900ドルを下抜けさせれば、さらなる売りとポジション清算を呼び込むことになるだろう。これにより、5450ドル、さらに5000ドルまで価格を押し下げる可能性が出てくる。

トレンドの変化の最初の兆候は、トライアングルの下降トレンドラインを上抜けた時になるだろう。

投資家は強気に転じる前に、6,831.99ドルを上回る水準が3日間維持できるかどうかを待つべきだろう。

LTC/USD

ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所ジェミニが12日、ライトコインの取引サービスとカストディ(保管・管理)業務を始めるための許可を当局から得た

LTC

LTC/USDのペアは下降トレンドにある。新たな上昇トレンドの試みはこれまで失敗している。過去2か月間、ライトコインは狭いレンジ内で取引されている状況だ。このレンジを下抜ければ、下降トレンドがさらに進むことになる。

強気筋が現在のレンジを上抜けさえることができれば、94ドルへ上昇する可能性もある。ライトコインがレンジを上抜けることに成功し、より高い高値と安値を形成していけば、新しい上昇の動きを確認できたといえるだろう。それまでは静観するのが最善の選択だ。

EOS/USD

EOSのコミュニティは、西洋と東洋のギャップを橋渡ししようとしている。言葉の壁、文化の違い、そして異なるプラットフォームを互いに利用していることが、中国のユーザーにとって悩みの種だった。中国語ユーザーを支援するために作成された、EOSマンダリン仲裁コミュニティ(EMAC)は、2つの異なる文化を結び付けることができると考えられている。

EOS

中期的に見れば、EOS/USDのペアは主に18.67~3.8723ドルの幅広いレンジの中で値動きしている。レンジを超えようとする試みは、上限と底で過去2回、行われている。4月末にレンジを上抜けたものの、強気筋はそれを維持できず、価格は再びレンジ内に戻ってしまった。

強気筋がレンジの底を守っているものの、より高い水準に上昇することができないでいる。EOSはレンジの底近くで2ヶ月にわたり取引されている。もしこのレンジの底を割ることになれば、価格の急落を招く新たな下降トレンドが始まってしまう可能性がある。

逆に、6.8299ドルを上抜けることができれば、新しい上昇トレンドが始まるサインとなるだろう。最初のターゲットは9.1668ドルだ。強気筋が10ドルの水準に達すれば、15ドルへの上昇も見えてくる。

ADA/USD

IOHK創業者のチャールズ・ホスキンソン氏らは、カルダノ財団のマイケル・パーソンズ会長の辞任を求めた。ホスキンソン氏らは、パーソンズ氏についてパフォーマンスの欠如や財団運営の透明性欠如を指摘している。この辞任要求について、カルダノ財団側はまだ反応していない状況だ。

コインベースは13日のブログで、カルダノを取り扱う可能性について検討しているとした。これが実現すれば、カルダノの価格を押し上げるかもしれない。

それではチャートを確認してみよう。

ADA

ADA/USDのペアは長期的な下降トレンドにある。1月5日に1.396281ドルの高値を付けてから、訳94%下落している。新しい上昇トレンドの試みは、売りを引き付ける結果となり、失敗している。

過去1ヶ月間、カルダノは底の近くでレンジを形成しようとしている。弱気筋が0.060105ドルを下抜けさえれば、下降トレンドがさらに進むことになるだろう。

上昇するとなれば、強気筋は0.094256ドルや0.111843ドルへとスケールさせなければならないだろう。新しい上昇トレンドがスタートするサインとなるだろう。3日間連続で、0.111843ドルを上抜けて(UTCで)終値をつければ、0.2~0.23ドルへ上昇する可能性もある。トレーダーは、ロングポジションを開始する前に、新たなトレンドが始まるのを待つべきだろう。