シンガポール本拠の仮想通貨取引所フォビ(Huobi)は19日、このほど同取引所に上場したステーブルコイン4種の利便性を高めるためのステーブルコイン・ソリューションを発表した。ステーブルコイン間の交換コスト削減とコイン選択の必要性を省くのが目的。
HUSDとして知られるこのプロジェクトには、現在フォビに上場されている米ドル建てステーブルコイン4種の利便性を高めるためフォビ独自のステーブルコイン(HUSD)を利用するというものだ。
具体的には、フォビはパクソス・スタンダード(PAX)、トゥルーUSD(TUSD)、USDコイン(USDC)、ジェミニドル(GUSD)を受け入れた後、ユーザーに同等のHUSDをステーブルコイン4種のアグリゲーターとして与える。ユーザーは出金時に、預け入れた元のステーブルコインでもその他3つのステーブルコインでも任意のコインで出金可能という。
また、HUSDは、テザー(USDT)、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)とも取引できるようになるという。
将来的には他のステーブルコインも同プロジェクトに追加していく計画だ。
「市場に投入される新たなステーブルコインに注視していく。そしてHUSDを最適化していく。HUSDシステムに新たなステーブルコインを追加できるのが楽しみだ」