メッセージングプラットフォーム「テレグラム」は、新しいアプリ内トークン「テレグラムスターズ」を発表した。このトークンは、プラットフォーム上でデジタル商品やサービスを購入するために使用できる。
テレグラムのパベル・デュロフCEOは6月6日のテレグラム投稿で「テレグラムスターズを使用することで、ミニアプリはAndroidおよびiOSのアプリ内購入を通じて最も簡単な支払い方法でデジタルサービスの支払いを受け入れることができる」とのべた。
開発者は、テレグラムの「オープンネットワーク」を支えるネイティブ仮想通貨であるトンコイン(TON)とスターズを交換することができる。これは主にテレグラムのユーザー名を売買するために使用されるプラットフォーム「フラグメント」を通じて行われる。「開発者はまた、スターズを使用してテレグラム上で自分のアプリをさらにプロモーションすることもできる」とデュロフ氏は付け加えた。

デュロフ氏は、アップルやグーグルがデジタル商品販売に対して30%の手数料を取ることに対して、テレグラムがスターズで購入された広告を補助することを明らかにした。デュロフは、これが開発者にテレグラム上でデジタル製品を構築する経済的インセンティブを提供すると考えている。
「開発者がスターズを再投資して自分のアプリをプロモーションすれば、全体の手数料はほぼ0%になる。その結果、テレグラムでアプリを立ち上げることは、従来のモバイルアプリを立ち上げるよりも経済的に合理的だ」と語った。
「今後のアップデートでは、コンテンツクリエーターへのギフトなど、スターズに追加の機能や機能性がもたらされる」とテレグラムは6月6日の投稿で説明している。
テレグラムは、プラットフォームの最も人気のあるアプリの1つである「ノットコイン」でかなりの成功を収めている。このアプリは、ローンチから最初の5ヶ月で3500万ユーザーを獲得した。ノットコインは、ユーザーがさまざまなソーシャルチャレンジを完了することでNOTトークンを獲得する「タップ・トゥ・アーン」アプリだ。
テレグラムの9億ユーザーのうち、4億以上が毎月テレグラムボットやミニアプリを利用している。
テレグラムは、仮想通貨の採用を促進するために、ステーブルコイン発行者とのパートナーシップの一環として、4月にTONブロックチェーン上でテザー(USDT)を開始している。
「ユーザーはもはや異なる種類の仮想通貨やトークンを取得するための障壁を乗り越える必要がなくなった」とTON財団の投資ディレクターであるジャスティン・ヒュン氏は当時コインテレグラフに語った。
コインゲッコーによると、TONは新たな史上最高値である7.65ドルを記録したが、その後7.50ドルに反落した。しかし、その時価総額(182億ドル)は、4月12日に記録した252億ドルのピークからまだ70億ドル低いままだ。
PR記事「ビットゲット(Bitget)ウォレットの$BWB上場記念 最大6000円分の$BWBがもらえるキャンペーン【先着順】」