メッセージアプリのテレグラム、暗号化ID共有ツールを発表

 暗号化メッセージアプリのテレグラムは26日、個人識別認証ツール「テレグラムパスポート」のリリースを公式発表した。ユーザー個人のID情報を同サービスを通じて一度アップロードすれば、暗号化したIDデータを安全に第三者と共有できる。

 テレグラムのブログ投稿よると、ユーザーのIDデータは現在はテレグラムのクラウドに保管しているが、「将来は、テレグラムパスポートの全データは分散型クラウドに移す」という。

 現在、テレグラムパスポート連携しているサービスは、デジタル決済のePaymentsだ。テレグラムパスポートを使って、同サイトの登録と認証ができる。

 テレグラムCEO兼創業者であるパーヴェル・ドゥーロフ氏はこのほど、グローバル企業の最も著名なディスラプターの1人としてフォーチュンの「40歳以下で影響力のある40人」に選出されている。ドゥーロフ氏はテレグラムを創業する以前は、ソーシャルメディアのウェブサイトVK.comを設立している。

 テレグラムは今年3月に実施した資金調達の第2ラウンドで、8億5000万ドル(約944億円)を集めた。1月末から2月にかけての第1ラウンドでも同額を調達している。計17億ドルの資金は、新しいブロックチェーンのプラットフォームTON(テレグラム・オープン・ネットワーク)の構築にあてる。

 2011年に設立されたロンドン本拠のePaymentsは、世界各国に50万人を超えるフリーランスの顧客と1000社を超える企業に決済サービスを提供している。 ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)などの仮想通貨の取引に対応している。