新しい調査によると、ビットコイン(BTC)のような仮想通貨がロシアの投資家の間で人気が高まっており、伝統的な投資商品に取って代わろうとしている。

ロシアの外国為替取引の自主規制機関、ロシア外国為替ディーラー協会は、仮想通貨に関する調査を行った。502人のロシア人投資家を対象に、8月4~24日の間に調査が実施された。

調査では、回答者の約77%がビットコイン、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)などの仮想通貨への投資が「前向きなもの」であると述べている。回答者の8.8%が金を最良の投資であると答え、14%は「よく知っている国の通貨」と述べた。

調査では、デジタル通貨を使ったことがないというのは全体の22%だった。それらの人々でも、77%以上が将来的に仮想通貨への投資を検討していると回答した。

ロシア外国為替ディーラー協会のエフゲニー・マシャロフ氏は、ロシア人投資家がデジタル資産を単なる「ハイプ」ではなく、投資とみなしていることをこの調査は明確に示していると語った。同協会は今回の調査結果をロシア中央銀行や下院金融市場委員会に送付する予定だという。

ロシアの投資家は仮想通貨投資に前向きである一方、ロシア中央銀行は仮想通貨に厳しいスタンスを維持し続けている。ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は、仮想通貨は最も危険な投資ツールの1つだと指摘している