シュトゥットガルト証券取引所の子会社で、フィンテック開発を手掛けるSowa Labs(ゾーワ・ラブス)は、仮想通貨取引アプリの「バイソン」(Bison App)を開発し、ベータテストを開始することをこのほど明らかにした。取り扱う通貨は、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)の4つだ。ベータテストを終えた後、来年1月にはドイツでアプリをリリースしたいとしている。
シュトゥットガルト証券取引所は、ドイツ第2位の証券取引所だ(欧州全体では第9位)。同取引所は今年5月にバイソンを開発していることを発表していた。
5月に開催された金融・投資見本市「インベスト・イン・シュトゥットガルト」で、バイソンのプロトタイプが公開された。ゾーワ・ラブスの取締役であるウーリ・スパンコウスキー氏は、バイソンについて「従来型の証券取引所によって運営される世界初の仮想通貨アプリだ」と述べている。
シュトゥットガルト取引所は12月12日、フィンテック企業のソラリスバンクと共同で、仮想通貨取引所のインフラを開発するとも発表している。両社が共同で立ち上げる仮想通貨取引所は「19年上半期に開設する見通し」で、個人投資家と機関投資家向けにBTCとETHを取り扱う予定だ。