決済処理企業のストライプが、ステーブルコインプラットフォームであるブリッジを買収するための交渉中であると、取引に詳しい匿名の情報筋が報じている。
ブルームバーグによれば、この取引はまだ最終合意に至っておらず、どちらの当事者も契約を結ばずに撤退する可能性があるという。
ストライプによるこの買収の可能性は、同社が6年間の仮想通貨決済サービス提供の中断を経て、デジタル資産分野への再参入を計画している中で浮上している。
ストライプの仮想通貨への動き
今年初め、ストライプの共同創業者ジョン・コリソン氏は、6年ぶりにステーブルコインサービスを提供することを発表した。当時、コリソン氏はストライプを介したステーブルコイン取引が「オンチェーンで即座に決済され、自動的に法定通貨に変換される」と説明した。
Collison announcing Stripe’s return to crypto during Stripe’s Sessions 2024 event. Source John Collison
2024年6月、ストライプとコインベースは、両プラットフォームの顧客向けに法定通貨と仮想通貨のオンランプとオフランプを作成するために提携した。このパートナーシップにより、150カ国以上のクライアントに対して、ステーブルコインを介したほぼ即時の決済時間と大幅に低い取引コストが提供された。
10月9日、ストライプは主要な決済ユーザーインターフェースにサークルの米ドル(USDC)ステーブルコインを統合することで、ステーブルコイン決済を導入した。USDCの統合後、70カ国以上のユーザーが初日にステーブルコイン取引に参加し、トークン化された法定通貨の世界的な需要の増加を浮き彫りにした。
これは、通常は相当な取引手数料と数日の決済時間を伴う国境を越えた取引を行う個人にとって重要だ。特に送金を送受信する人々は、高額な手数料を回避でき、それが送金額を削減し、小規模な送金を困難にしている。
USDCの統合が開始されてから数日後、パックスドル(USDP)ステーブルコインを担当する企業であるパクソスは、新しいステーブルコイン決済プラットフォームを発表した。
この新しいプラットフォームは、個人や中小企業ではなく、自社システムにパクソスのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を組み込もうとする決済サービスプロバイダーにステーブルコインサービスを提供することに焦点を当てる。
発表の一環として、パクソスはストライプがパクソスAPIを自社の業務に統合した最初の決済処理業者になったことを明らかにした。
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