5月16日17時30分の仮想通貨相場は、ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインの上昇が続いている。過去24時間でイーサリアム(ETH)は15%以上、ステラ(XLM)26%以上、ネム(XEM)は40%以上のプラスとなっている。3月に続いて「アルトコインの季節」が再び訪れているようだ。
(出典:Coin360)
正午頃から2時間の間にイーサリアムなどが10%近く下落する場面もあったが、現在は再び持ち直している。
ステラは今朝方ダウンしていた?
実は、仮想通貨ステラ(XLM)は、16日早朝に2時間近くネットワークがダウンしていたという。The Blockによると、5月16日午前5時15分から2時間近く、ステラ開発財団(SDF)のバリデーターがダウンしていた。原因は不明だという。ステラネットワークではコンセンサスが形成できず、トランザクションが承認されなかった。
一方、40%以上のプラスを記録したネムは、今秋に大型アップグレード「カタパルト」を予定している。15日にはカタパルトの「ネームスペース」と「モザイク機能」がアップデートされることが公式発表された。
コンセンサスでの賭けが話題に
一方、イーサリアム(ETH)に関してはニューヨークで行われていたコインデスク主催のカンフェレンス、コンセンサスでの賭けが話題になっている。
イーサリアム・ワールド・ニュースによると、イーサリアム共同創設者のジョセフ・ルービン氏とビットコイン支持者のジミー・ソング氏が分散型アプリ(dApps)の将来について賭けをした。
賭けの内容は次の通りだ
2023年5月23日までにイーサリアム上で1日のアクティブユーザーが1万人以上、1カ月のアクティブユーザーが10万以上のアプリが少なくとも15以上ある状態が6カ月連続で続けば、ジミー・ソングがルービンに69.74BTC(約6100万円)を支払う。もし達成できなければ、ルービンがジミー・ソングに810.8ETH(約2300万円)を払う。
ソング氏が分散型アプリの将来を否定したことがきっかけで両者は賭けをしたという。
ルービン氏は10日、コインテレグラフのインタビューに答えて、1年半~2年以内にイーサリアムのスケーラビリティが約1000倍になると自信を見せていた。