イーサリアム基盤の分散型ステーブルコイン「ダイ(DAI)」が、VISAカードを受け付けている店舗で支払いに使えるようになる。仮想通貨スタートアップ企業2Getherが自社のプラットフォームでDAIのサポートを追加した。
2Getherのユーザーは、同社が発行する「2Gether VISAカード」を使えば、VISAカードが使える場所であればどこでも、法定通貨のようにDAIを使用できるようになった。
また2Getherのプラットフォームでは、DAIを含めた13種類の仮想通貨の売買ができるようになるほか、DAIを外部アドレスに送金できる。同社によれば、DAIは同社のプラットフォームに初めて追加されたステーブルコインだ。
2Getherのサービスは現在欧州でのみ対応している。
ステーブルコインが支払い手段に
ステーブルコインが支払い手段として普及してきている。先週には、テザー(USDT)が支払い手段としてビットコインやイーサと肩を並べる存在となっているとの報道も出ていた。
テザーの最高技術責任者(CTO)であるパオロ・アルドイノ氏は、コインテレグラフに対して、テザーがEコマースで拡大していると語った。
「事業者は、ビットコインなどのほかの暗号資産の価格変動からビジネスを保護するために、ステーブルコインを持っている必要がある。テザーはEコマースでも広く使用され始めている。これは新しいトレンドだ。データの収集や評価を引き続き行っていきたい」
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版