ビットコイン上場投資信託(ETF)は7月21日、1億3135万ドルの純流出を記録し、12営業日連続で続いていた累計66億ドルの資金流入ラリーが途切れた。
最大の流出は、ARKインベストの「ARKB」で、1日で7746万ドルの資金が流出した。次いでグレースケールの「GBTC」が3675万ドル、フィデリティの「FBTC」は1275万ドルの流出となった。
このほか、ビットワイズの「BITB」とヴァンエックの「HODL」も、それぞれ191万ドルと248万ドルの中規模な資金流出を記録。一方、純資産額最大のブラックロックの「IBIT」は、流出入がゼロだった。
それでも、ETF全体としての累計純流入額は依然として546億2000万ドルに達しており、全ビットコインETFの総運用資産は1516億ドルに到達。これはビットコインの時価総額の6.52%を占める。
高値圏での利益確定売りが一因か
クロノス・リサーチの最高投資責任者ヴィンセント・リウ氏は、今回のETFからの資金流出について、「投資家が高値圏で利益を確定させ、リスク管理の一環としてポジション調整を行ったものだ」と指摘する
「ここ最近のETF流出は、強気相場の中での利確と機関投資家によるバランス調整を反映している。これは恐怖ではなく、ポジショニングの一部だ。急騰後の自然な一服にすぎない」とコインテレグラフに語っている。
イーサリアムETFは好調持続、12日連続の資金流入に
一方で、イーサリアムETFは好調を維持し、21日には2億9659万ドルの純流入を記録。累計純流入額は77億8000万ドルに達し、投資家の関心は引き続き高まっている。
イーサリアムETFの連続流入はこれで12営業日目に突入しており、7月16日には過去最高の1日あたり7億2674万ドルの流入を記録。翌17日も6億200万ドルの流入が続き、ETH関連商品の需要は加速度的に拡大している。
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