韓国の金融規制当局である金融委員会の調査によると、韓国の仮想通貨市場は2021年末までに55兆ウォン(459億ドル)に成長した。

韓国は2021年を通じてトラベルルール対応や本人確認の厳格化などで最も規制の厳しい仮想通貨市場の1つとみなされていたが、取引は活発だったようだ。

金融委員会は24の仮想通貨取引所からの取引データを分析し、韓国内の取引所での1日の取引高が11.3兆ウォン(94億ドル)に達したことを明らかにした。24の取引所の合計営業利益は3.37兆ウォン(28億ドル)に達した。24の取引所のうち9取引所が過去1年間に損失を出していた。

韓国の仮想通貨市場は、大手取引所のUpbitやBithumbm、Coinone、Korbitが仮想通貨取引全体の95%を占めていた。

コリアヘラルドによれば、仮想通貨取引所のユーザーは合計で1530万人にのぼるが、2021年に取引に参加したのは558万人だった。これら558万人のうち、310万人のユーザーが100万ウォン(850ドル)以下の暗号資産を保有している一方、15%が1000万ウォン(8500ドル)以上の暗号資産を保有している。