南アフリカ最大のスーパーマーケットチェーンの1つである「Pick n Pay」は、顧客がビットコインを使用して全店舗で商品代金を支払うことを可能にする予定だ。

南アフリカに拠点を置くテック系ニュースのTech Centralによると、Pick N Payは、一部の店舗で数年間実験してきた仮想通貨決済サービスを、今後数カ月で全国の店舗に展開する予定だ。このスーパーマーケットチェーンは、5年前にケープタウンでビットコイン決済の実験を始めたものの、高額なコストと長い取引待ち時間に悩まされたという。

この全国展開により、同店の顧客は、スマートフォンの「信頼できるアプリ」を通じて、またはQRコードをスキャンするだけで仮想通貨を使って商品の支払いができるようになる。

記事によれば、Pick n PayのIT担当グループエグゼクティブであるクリス・ショート氏は、長年にわたる仮想通貨技術の進歩と進化により、現在では「南アフリカの金融包摂を促進する、大量かつ低額な取引に適した手頃なサービスの提供」が可能になったとしている。

Pick n PayはパイロットプログラムにおいてElectrumおよびCryptoConvertと提携し、顧客がビットコインのライトニングネットワークを介して商品代金を支払うことを可能にしたと報じられている。