ソラナ(SOL)の価格は火曜日に204.17ドルまで急落した。米国で民主党と共和党が政府予算をめぐる合意に失敗し、10月1日から政府閉鎖に突入する見通しが強まったことが背景にある。

しかし、こうしたネガティブな報道や政治対立にもかかわらず、ダウ平均、S&P500、ナスダック、ラッセル2000はいずれもプラス圏で取引を終え、ダウ平均は再び最高値を更新した。

仮想通貨市場も株式市場に追随した。ビットコイン(BTC)は日中安値の11万2656ドルから反発し、記事執筆時点では11万4400ドルまで回復した。多くのアルトコインは依然として月曜の高値を回復できていないが、BTCと株式の反転は大型・中小型の仮想通貨全体の下落を少なくとも一時的に食い止めた。

ソラナは日次で1.38%安にとどまっているが、週初の中央値レンジを回復し、現在は209.50ドル超で取引されている。Hyblockのデータによれば、個人投資家が下落の影響を大きく受けた一方で、100万〜1000万ドル規模のCVDを持つ機関投資家クラスは買いに動いたことが示されている。

バイナンス先物 SOL/USDT 1時間足チャート Source: Hyblock

チャート分析では、205ドルまでの下落局面でレバレッジをかけた個人のロングポジションが清算されたとみられるが、個人投資家やデイトレーダーは、その結果生じたマイナスの資金調達率を新規のスポットおよびレバレッジロングを仕込む好機と見なした。

バイナンス先物 SOL/USDT 1時間足チャートSource: Velo 

米政府閉鎖に対する短期的な反応を超えて、ビットコインやソラナのトレーダーは依然として市場に存在する数多くのポジティブな材料に注目している。

ビットコインのトレーダーは、今後予想される米連邦準備制度理事会(FRB)の3度の利下げや、トランプ政権寄りの新議長が最終的に任命される可能性に焦点を当てている。

一方、ソラナのトレーダーは、ビットコイン上昇がアルトコイン全体を押し上げるとの見方を持ち続け、米証券取引委員会(SEC)が10月10日に下す複数のソラナ上場投資信託(ETF)に関する判断を重要なイベントとして注視している。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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