スイス最大の証券取引所であるスイス証券取引所(SIX)のトーマス・ジーブCEOは17日、ビジネスインサイダーとのインタビューの中でビットコイン(BTC)は「希望といんちき」が共存しているとしつつ、将来的な仮想通貨の可能性については楽観的な見通しを示した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つ米インターコンチネンタル取引所(ICE)が3日、仮想通貨取引プラットフォーム「バックト」を設立を発表していて、歴史ある大手金融機関の仮想通貨業界参入に関して関心が高まっている。

 ジーブ氏によると、ビットコインに関してはいくつか悪い「評判」が出てているものの、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)は「今後も確実に残るだろう」と主張。現在の仮想通貨は90年代初期のデリバティブ(金融派生商品)市場と間違いなく同じ段階にあると指摘。ただ仮想通貨の普及にかかるのは約5年で、30年かかったデリバティブよりも早く市場が成熟するだろうと予想した。

 また現在立ち上げの土地である分散型台帳技術(DLT)を使った仮想通貨取引所「シックスデジタル取引所(SDX)」に関してジーブ氏は、「イニシャル・コイン・オファリング(ICO)とクラウドファンディングのギャップを埋めること一番の課題と解説。「機関投資家から安全に資産管理できるようにしてほしいという要望がある」と話したという。

参考記事
ニューヨーク証券取引所のオーナー企業、仮想通貨の新会社設立 11月からビットコイン先物取引も
スイス証券取引所、「デジタル資産」取引所の立ち上げを発表
スイスの最大手証券取引所、自社プラットフォームでの仮想通貨取引提供に前向き