シンガポールの通貨当局および中央銀行である金融管理局(MAS)は7月31日、同国元首相の名前を悪用したビットコイン(BTC)詐欺に注意するよう呼びかけた。
MASは、オンラインユーザーに嘘の内容を含む記事を通じてビットコインに投資するよう勧誘するウェブサイトを発見したと発表。同詐欺ウェブサイトには、1990年から2004年まで同国の首相を務めたゴー・チョクトン氏によるものだとする証言を記載しているが、この証言は、「偽物、あるいは、文脈から切り取って誤解を招くようにしたもの」だとしている。
出典: Monetary Authority of Singapore 詐欺サイトの画面キャプチャー
取引プラットフォーム「ビットコイン・ループホール」に最低250ドル(約2万7000円)入金するよう勧誘するもので、顧客に代わり自動で取引するものだとしている。クレジットカードまたは銀行口座の情報を要求されるともされ、MASは、情報を渡さないよう警告している。
MASは今年1月にも、シンガポール政府によって正式に採用された仮想通貨と主張する詐欺に対して注意喚起を促していた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版