シンガポール中央銀行トップがバブル懸念表明、分散記帳技術は「実社会を変革する」可能性

 フィンテック産業の育成に力をいれているシンガポール金融管理局のトップであるラビ・メノン氏は先月末に行われたインタビューの中で、ブロックチェーンやP2Pベースのローン業を含むフィンテック分野におけるバブルや過大な盛り上がりに対する懸念を表明するコメントしていたことがわかった。

フィンテックバブルは崩壊するだろう。一部のビジネスモデル、アプリケーション、テクノロジーは誇大宣伝されている。

今後、フィンテック産業における高揚感から覚めるときが訪れるだろう。ただ2001年のドットコムバブルの時の様に、過大広告されていた部分とよい部分が同時に排除されてしまうことは望んでいない。

 一方で、メノン氏は自身を仮想通貨の基盤となっている分散記帳技術の支持者であるとし、「実社会を変革する」応用をうむ可能性があると表明。あくまでも、数あるフィンテック企業やサービスの中から慎重に見極めることの大切さを強調した。

金融テクノロジーは、金融サービスの未来だ。広すぎる視野をもたない一方で、全ての新技術を否定しないこと。見極めることが大事だ。オープンな気持ちで進んでいくべきだ。

 中央銀行としての役割をもつシンガポール金融管理局は、ブロックチェーンを使って国境を越えた決済を円滑にするプロジェクトを主導するなど、フィンテック分野に力をいれている。

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