10月12日の早朝、2つの大手ソーシャルメディアに関するショッキングなニュースが相次いで報じられた。1つは、SEC(米証券取引委員会)がテレグラムの独自仮想通貨について出した緊急声明。もう1つは、VISAやマスターカードなどによるリブラ協会脱退だ。双方とも6時ころ報じられたが、ビットコインへの影響は限定的だ。

(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル」)

リブラ・ショック

ダブルパンチにもかかわらず、ビットコインはマイペースで取引をしている。

リブラのホワイトペーパーが発表された6月には、「フェイスブックも仮想通貨をやるのだから世間の仮想通貨に対する信頼度が高まる」という期待の声が出ていた。現在、ビットコイン支持者からは「リブラは止められてもビットコインは止められない」という前向きな声が聞こえる

また、リブラ協会に対して関心を示している組織は1500以上もある報じられている。VISAやマスターカード、ペイパルなど6社の脱退は痛手だろうが、リブラの火はまだ消えていないようだ。

【関連記事:リブラ協会「1500の組織が参加に強い関心」 ペイパル離脱でも強気 フェイスブックの独自仮想通貨

テレグラム・ショック

12日、SECは緊急声明を発表し、テレグラムのブロックチェーンTON上で発行されるグラムが「違法」であると発表。米国投資家へのこれ以上の販売を阻止すると述べた。

リブラほどではないが、テレグラムに対する期待も大きかった。

元ゴールドマンサックスでギャラクシーデジタル創業者のマイク・ノボグラッツ氏は、テレグラムの利用者は2億8000万人と指摘し、「リブラの前に仮想通貨という新しい価値を既存のSNSユーザーに提供できる機会になる」と期待していた

【関連記事:「仮想通貨ビットコインはレンジ相場後に2万ドルへ」米著名投資家が予想 テレグラムにも注目

リブラが「帝国の逆襲」であるのに対してテレグラムは「最後の希望」という見方も出ている。

【関連記事:仮想通貨リブラの帝国がもたらす監視資本主義 テレグラムは”最後の希望”となるか