米運送大手が物流ブロックチェーン同盟に参画

 米国際貨物運送会社大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)社は17年11月上旬、トラック輸送におけるブロックチェーンアライアンス(Blockchain in Trucking Alliance、略称BiTA)に加入した。BiTAとは主にトラック輸送および船舶輸送業に焦点をあてたブロックチェーンの共同事業組合である。

 同社による発表によると、BiTAは貨物の追跡監視に使用するシステムにブロックチェーンを導入するにあたっての基準の開発を支援し、船舶運送業者と他の事業体間での支払いを容易なものにするとしている。

 同社の法人事業幹部であるリンダ・ウィークランド氏によると、ブロックチェーン技術について、船舶運送取引における効率化や透明化などの応用が考えられるという。

この技術は、船荷主、運送業者、仲介業者、消費者、販売業者、その他の供給プロセスの出資者間の透明性と効率性を高める可能性を秘めている。

 BiTAに参加する以前に、UPS社はすでに、通関仲介業務における技術への使用可能なケースを調査するためのプロジェクトを複数立ち上げている。同社の計画は、紙媒体を基礎としたプロセスから脱却した技術を使用し、同社の顧客や第三者機関によっても使用される可能性のあるより効率的で開かれたプラットフォームを確立することである。

 ブロックチェーンを巡る基準開発を支援する上で、同社は顧客が貿易や金融に参加できる物流戦略を促進することが狙いだと主張している。

トラック輸送におけるブロックチェーンアライアンス(BiTA)とは

BiTaは17年8月に設立され、トラック業界でブロックチェーン技術を活用することを目指している。当時の声明によると、トランスリスクのBiTa共同創業者クレイグ・フラー氏は、ブロックチェーンのアプリケーションにめぐる基準を作るために部門にアライアンスが立ち上げられた、としている。

我々は、取引の迅速性からデータ転送の安全確保まで、トラック輸送業界におけるブロックチェーンの応用をめぐる統一された基準を開発するために結成された。この技術は非常に有望だが、その拡散を推進するために、事業基準を打ち立てることが最も重要であったと思っている。