このほど行われたRedditのr/CryptoCurrency Talkのライブ録音で、米人気番組シャークタンクのパーソナリティーであるケビン・オレアリー氏は、現在彼の投資ポートフォリオの10%を仮想通貨が占めていることを明らかにした。

「年初の時点では、3%のウェイトで、年末までに7%にするのが目標だった。しかし、今持っている多くの資産が評価されたことで、現在はほぼ10%に達している。イーサリアムで勝負がついたと考える人もいるが、私はそうは思わない。ソラナにしても何にしても、他にもたくさんの選択肢がある。私のような投資家であれば、分散投資を望むだろう。それが重要なのだ」

オリアリー氏は以前、仮想通貨に懐疑的だった。2年前にCNBCのインタビューでビットコイン(BTC)を「ゴミ」と呼んだこともある。仮想通貨に対する見方が変わったことについて、オリアリー氏は次のように発言をした。

「CNBCのインタビューで、ビットコインのことを "ゴミ "と言ってしまったことが忘れられない。そのときの自分の立場を説明しておきたい。実は私は2017年に初めてビットコインを購入した。当時、規制当局は、仮想通貨やトークン、あるいはデジタルビークルによるマネタイズに乗り気ではなかった。特に当時は、ニューヨークのホテルをトークン化して公開することが検討されていた。私は金融サービスに関わる多くの企業に関わっており、それらの企業に投資をし、サービスを利用しているが、それらの企業は規制当局に準拠している。そのため、コンプライアンス部門から、我々が避雷針になってしまうことを懸念して、仮想通貨から手を引くように非常に強い圧力をかけられた」

しかし現在は、オレアリー氏は公の場で仮想通貨を受け入れ、8月には仮想通貨取引所FTXのスポークスマンとなり、イーサリアム(ETH)をまもなくデフレになる資産と称賛している。