米証券取引委員会(SEC)は7日、Cboe BZX取引所への上場を求めていたビットコイン上場投資信託(ETF)の決定を9月30日まで延期すると発表した。当初は8月10日にも今回のETFの可否が決定すると見られていたが、SECはより長い時間の検討が適切であるとし、延長を決めた。
SECが出した声明によると、CboeがビットコインETFを作成することを可能にするルール変更について、1300以上のコメントが寄せられたという。
今回のSECの決定を受けて、ビットコイン価格は下落している。一時7100ドル台まで回復していた価格は、SECの発表後に急落し、足元では6733ドル近辺で取引されている。ETFへの期待感が高かったため、今回の決定で売りにつながったとみられる。
7月24日には米投資会社ディレクションが提出しているビットコインETFの可否決定を9月21日まで延期するとも発表しており、9月下旬にSECによるETFへの判断が示される形となりそうだ。