サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がデジタル通貨などを含む政策を話し合うためにUAE(アラブ首長国連邦)を正式に訪問した。ザ・ナショナルが27日に報じた。

議題に上がったのは、石油施設の建設やサイバーセキュリティ対策などのほか、デジタル通貨を共同で開発して両国の銀行間での取引を円滑にすること。デジタル通貨名は「Aber」と報じられている

デジタル通貨の立ち上げ日は決まっていない。

中国をはじめとしてデジタル通貨の発行を目指す国が増えている。

カナダやシンガポールがCBDCの研究を行っているほか、スウェーデンやウルグアイでは試験プログラムに乗り出している。また、今月ルワンダやガーナも独自デジタル通貨の発行計画を発表した。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン