サムスンは、ディセントラランドのプラットフォーム上で、メタバースを活用したベンチャープロジェクトを展開することを発表した。巨大企業の参入としてはこれが最新の発表となる。
家電大手であるサムスン電子は、6日、COVID-19によって実店舗への客足が遠のいているこの時期に、顧客との交流の強化を目的とした、ニューヨークを代表する店のバーチャルストアをオープンすることを発表した。
サムスンが手がけるバーチャルストアは、ニューヨーク市マンハッタンのミートパッキング・ディストリクトのワシントン通り837番地にある実店舗のレプリカとなる。このサムスン837Xのバーチャルストアには、期間限定でアクセス可能となる見通しであり、これについてサムスンは、ブロックチェーンを基盤とするメタバース・プラットフォームのディセントラランドでの、ブランド店舗による最大級の土地買収であると主張している。
このサムスン837Xに入店するためには、先ずWebブラウザを介してディセントラランドにアクセスする必要がある。ログインすると、アバターがサムスン837Xの建物の外に送信され、アバターが店内のロビーに入ると、バーチャルガイドがサステナビリティ、カスタマイズ、コネクティビティをテーマとする3つの部屋へと案内してくれる。
サムスンによると、サムスン837Xでは、「コネクティビティ・シアターとサステナビリティ・フォレスト」が用意されており、また「カスタマイゼーション・ステージ」ではミュージカルイベントが開催されるとのことである。