韓国の中央銀行 「近い将来にデジタル通貨の発行はない」

韓国の中央銀行である韓国銀行(BOK)は、近い将来中央銀行のデジタル通貨(CBDC)を発行する予定はないことを明かした。29日付のコリア・ヘラルドが報じた

記事によると、韓国銀行はCBDC発行に関する研究をしていたものの、近い将来、発行する必然性はないと結論づけた。ある韓国銀行の幹部は次にように述べたそうだ。

「すべての人に利用可能なCBDCについて、どんなタイプであっても近い将来に発行する計画はない。CBDC発行による利益とコストについて更に検証する必要がある」

CBDCは、中央銀行が発行するデジタル通貨で、法定通貨としてのステータスがある。

国際決済銀行(BIS)が8日に出したレポートによると、世界各地の中央銀行の7割がCBDCについて調査を実施しているものの、具体的な実行計画や発行の動機は各国の事情により大きく異なる。スウェーデンとウルグアイが例外的な国で、現金を補完する汎用CBDCの発行について、活発な検討がかなり進んでいるそうだ。

CBDCとは、Central Bank Digital Currencyの略。日本語訳は中央銀行デジタル通貨。各国や地域にある中央銀行が発行するデジタル通貨のこと。現代社会の決済は電子化が進み、紙幣や硬貨といった古典的な通貨の在り方に変化が求められている。一方で、通貨のデジタル化が既存金融システムと整合性がとれるのか、十分に利用者の理解を得られるかなど乗り越えるべき壁が多く存在する。

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