ロシア議会下院(国家院)は、今後2週間で仮想通貨法案を可決する見込みだ。19日にロシア政府系メディアのタス通信が報じた。
この法案は「デジタル金融資産法(DFA)」と呼ばれている。財務副大臣のアレクセイ・モイジーブ氏、ドゥーマは現在DFAを審査しており、今後2週間のうちに第二読解で可決する見込みだという。
モイジーブ氏は、トークンを使った資金調達であるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)について別の法案を可決したと発言。ロシアのクラウドファンディングに関する法律の一部になると説明した。
これにより、ロシアの仮想通貨法案は、DFAとクラウドファンディングに関する法律の2つになる。
ロシアのプーチン大統領は7月1日までに仮想通貨業界に対する規制を始めるように要求していた。
ロシアは、金融活動作業部会(FATF)によるマネーロンダリング(資金洗浄)関連規制が不透明であることから、仮想通貨法案の可決を見送ってきた。